企業が組織再編を行う目的としては、当該企業の経営目的や実態等に応じて、個々に相違する部分があるということはいうまでもありませんが、共通する部分をあえて一言で申し上げるならば、社会経済情勢等の変化に的確に対応していくため、といえるかと思います。
組織再編行為を通じて、企業を取り巻く環境の変化に的確に対応し、結果として、企業価値の向上や、事業の持続的成長に資する、こうした考え方が背景にあるものと思います。
なお、具体的な目的としては、例えば、
① メインの事業部門をより強化したい
② 新たな事業分野に新規参入したい
③ 不採算事業部門の合理化を図りたい
④ グローバル化やテクノロジー化に適切に対応したい
などをよくお聞きします。